【R-18/サンプル】Lowkey,Highkey!

DaiDai

文庫サイズ・表紙箔押し
全120ページ(表紙含む)/1000円
絶倫筋肉半魔×快楽よわよわマンなオールR18短篇集ですどうぞよろしく

2025年2月23日福岡のダイ大オンリー「集え!勇者の名のもとに!」にて頒布。
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 ラーハルトは根っからの武人で、まさに絵に描いたようなストイックな人物だ。そんな男の恋人という位置に収まってしまったオレも、その評価には納得する。ラーハルトの恋人がオレで本当に良いのか? と考えるほどだ。
 だが、それにしてもラーハルトには欲がなさすぎる。オレもダイやポップからは真面目だの、クールだのと言われるが、オレにしてみればラーハルトの方がよほど硬派に見えるし、欲もあまりなく淡白なタイプだ。ポップにそう話したときは、「ヒュンケルは意外と見る目ないのな……」と返された。
ポップがなぜそう言ったのかはわからんが、少なくともオレは、この男と恋人関係になったのは本当か? と疑っているくらいだ。
 暇な時間ができれば二人で出かけるし、二人きりのときは一丁前に口づけぐらいはする。それに……肉体関係と言える様な行為も。
 オレがラーハルトは淡白だと言う理由はその行為だ。オレは最初から好きにしていいとあいつに言っているというのに、ラーハルトはというと、お互いの性器を扱き合うのと、オレの後ろの穴に指を入れているくらいで、その先……肝心の本番には至っていない。
 前回の行為のときも、もう入れていいと言っているのに、「まだ慣らさないとだめだ」と、何かと理由をつけて行為を終わらせるのだ。
 やはり男の尻の穴に突っ込むなんて嫌なのだろうか……いや、尻に突っ込まれるのをこちらが許していて、後孔に触れるところまではいっているのに……? と煮えきらない気持ちのまま数ヶ月を過ごしている。
 ダイが帰還を果たしたあと、オレとラーハルトはパプニカの郊外に居を構え、共に暮らしていた。ラーハルトのことだから、ダイの側に侍ることを望むのかと思っていたが、危なっかしくて放置できないと理由をつけられ、ダイもラーハルトに「ヒュンケルのことを頼むよ」などと言ってしまうものだから、断ることもできなかった。
 その後は定期的にパプニカ城を訪れて、ダイやレオナ姫に会いに行っている。
 オレやラーハルトはパプニカの兵士たちの鍛錬を行っているおかげで、パプニカの兵士たちの練度も上がってきた。
ラーハルトは時折ダイとも手合わせをしていて、とても充実しているようだ。オレの体ではもうダイの相手はしてやれないのは少し悔しいが、ただただ純粋に、楽しそうに体を動かすダイの姿は心を穏やかにしてくれる。
「で、最近二人はどうなのよ」
 訓練場でダイとラーハルトが手合わせしているのを少し離れたテラスで眺めながら、レオナ姫はオレにそう聞いた。大魔王を倒した英雄二人の手合わせには兵士たちも大盛り上がりで、オレ達の声は喧騒にかき消され、二人に届くことない。
「二人とはラーハルトとオレのことか?」
「それ以外に何があるのよ! 二人で暮らせるように、いろいろとお膳立てしてあげたじゃない」
 確かに、戦後の混乱の中、元魔王軍であるオレやラーハルトが政治的に不利にならないよう、取り計らってくれたのは彼女だ。
「最近どう……というのはどういう意味だ?」
「だーかーらー! いい感じに関係が深まってるの? ってことよ」
「……一国の王女がそんな物言いをするものではない」
「私に淑やかさを求めるなんて、あなたもまだまだね」
 本当に、一国の王女とは思えない。
「せっかくダイも戻ってきたんだ。あなたこそどうなんだ?」
「あのねえ。ちょっとは大きくなったけど、あのダイ君よ。そんなのまだまだ先に決まってるじゃない」
 自分の恋愛が当分先に進まないからと言って、オレ達の話を酒の肴にしようとしないでほしい。だが、レオナ姫には、オレ宛てにきた山のような見合いの話を全て止めてくれたという恩もある。
「……特に進展はしていない」
「え⁉ ……夜も?」
 声を潜めてとはいえ、王女から夜の話を聞かれることが、どれだけいたたまれないのかわかっているのか。
「パプニカの王女様がそういうことを聞くものではない」
「いいじゃない、私には聞く権利があるでしょう。そうじゃなくて? ね、ちょっとだけ!」
 ちらりと群衆の間からラーハルトを垣間見る。稽古とはいえダイとの手合わせだ。こちらを気にする余裕はなさそうだ。
「……夜は、まだ最後まではできてない」
「あら、彼ったら結構奥手なのね。とっくに食べられちゃってるものと思っていたわ」
 本当にこの姫には遠慮というものがないのか。飲み物を口に含んでいなくてよかったし、オレが女に手を上げない戦士であったことに感謝してほしい。
「ヒュンケルはそれでいいの?」
「……不満がない、わけではないが」
 そう漏らした瞬間に、姫の目がきらりと光ったのを察する。また余計な事を思い付いたな……。
「それなら、もう最後までしないと触らせてあげない! くらいしつこく、強く押していくしかないわ」
 そんなことをオレにしろと? すでに最後までしていいことは伝えているのだが……今以上に押せと?
「だが……ラーハルトは淡白な男のようだし、あまりしつこいと不快にさせるのでは……」
 それにオレも羞恥心がないわけではない。オレの躊躇いに、レオナ姫は頬を膨らませた。
「ラーハルトが淡白? あなた本気で言ってるの?」
「そうだが……?」
「はあ、大丈夫よ。私が保証するわ。執拗に迫っちゃいなさい。絶対にうまくいくわ」
 強気なレオナ姫に少々戸惑いながらもわかった、と頷いた。本当にうまくいくのか……?
 その時、ちょうどラーハルトとダイの手合わせが終わったようで拍手とともに兵士たちが散っていく。その中からラーハルトとダイがやってきた。
「お疲れさまでした。ダイ様」
「うん、ありがとう、ラーハルト。やっぱりラーハルトの速さはすごいや」
「二人ともお疲れ様。じゃあダイ君と私はちょっと用事があるから。この辺で」
 レオナは早々にダイの手を引いて城の中へ向かおうとする。
「えぇ、レオナ。オレもヒュンケルともっと話したいよ」
「もう、日が落ちるでしょ。二人は買い出しして帰らなきゃいけないんだから、あとはお二人で。じゃ~ね~」
 わざとらしい退散の仕方だ。ダイを引っ張りながらこちらにウインクまでして合図を送ってくる。ラーハルトにも怪しまれるだろう。それは。
「……おまえ、レオナ姫とどんな話をしていたんだ?」
 案の定、怪訝そうな顔で尋ねてくるラーハルトに、「たいしたことではない」と誤魔化しながら、次の夜に、試してみるかと呑気に考えていた。

 ◇

 ヒュンケルとラーハルトの二人に別れを告げたあと、ダイは城内に入ったところでレオナ姫に尋ねた。
「ねえ、レオナ。ヒュンケルと何を話してたの?」
「ん~? ちょっと大人な話よ」
 それはダイが何度も見た、レオナが悪いことを企んでいるときの顔だ。
「あんまり二人にちょっかい出すのやめなよ。さっき手合わせの途中、明らかにラーハルトが不機嫌になったんだから」
「あら、そうなの? てっきりこっちは見えてないのかと思ったわ」
「あのラーハルトだよ? ヒュンケルのこと気にしてるに決まってるじゃん」
 そうあきれるダイの言葉に、レオナはふふ、と笑う。ダイでさえここまで気づいているのに、あの男は。
「んー、ちょっとヒュンケルに悪いことしちゃったかもね」
 でも、恋愛っていうのはそういう刺激があってこそよね、とレオナはダイを見つめながらそう嘯いた。

レオナ姫からお節介な助言をされてから数日。ちょうど同衾する機会が訪れ、いつも通り準備をするラーハルトに声をかけた。
「今日こそは最後までしたい」
「……、まだ慣れてないだろう。早急すぎるのはよくない」
 いつも通りの言葉。いつもはここで押し切られてしまうが、今日は違う。
「断る。最後までするまで、触れるのはなしだ」
 珍しく食い下がらないオレの言葉に、ラーハルトは少し眉根を寄せた。
「あの姫に妙なことでも吹き込まれたか?」
 さすが、鋭い男だ。どう返答すべきか、オレは少し逡巡して口を開く。
「確かに、少し……話はしたが。だが、オレはお前と、その、最後までやりたいと思っているのは本当だ。今まで何度も伝えてきただろう」
 だが、本当にラーハルトは嫌なのかもしれないし、そうであるなら無理強いはしない。少し、寂しいとは思ってしまうが、それはオレが胸の内に留めておけばいいことだ。
 しばらくオレの顔を見て沈黙するラーハルト。その空気に耐え切れなくなって、やっぱり良い、忘れてくれ――、そう口を開こうとしたところに、ラーハルトの深いため息が覆いかぶさった。
「その……お前がそこまでしつこく言うなら、今日は最後までしようと思うが、いいんだな?」
 こちらが待ち望んでいたことだ。今更拒否する理由はないため、素直に頷いた。
「以前から好きにしていいと言っているだろう」
「本当にいいのだな?」
「もちろん」
 なにを今更? と訝しみながらうなずくと、ラーハルトは眉根に皺を寄せたまましばらく沈黙して、声を少々低めて言った。
「男に二言はないぞ。後で嫌だと言ってもやめてやれんからな」
 相変わらずの堅物だな。オレが言えた義理ではないが。
「何をそんなに遠慮しているのかわからんが……取り消すつもりはない」
「……わかった」

 そして、今。その言葉を心底後悔している。この男を侮っていたと言わざるをえない。
「――っ⁉ まっ、まて、まって、くれ……ッ」
「……っは、なんだ、ヒュンケル。嫌じゃないんだろう?」
「いや、だが、これは……、あ゙ぁ……っ」
 ラーハルトは宣言通りオレの後孔を陰茎で押し開いて、そこまでは良かった。丹念に解されたおかげで強い痛みはなく、形容しがたい圧迫感があったくらいだ。
だが、今までの閨で何度も弄られた前立腺のあたりに当たったぐらいからおかしくなった。
 最初は確かにゆっくり、気遣うような感じがあったのに、前立腺のあたりを強く擦られて、それぐらいから快楽が電撃のように身体中に巡って……。
 こんなはずじゃなかった!と叫びだしたくなったが、もう遅い。
「あっ、ぐ、っ、ぅあ゙っ――、あ゙ぁっ……ッ」
 陰茎を擦るのとは種類の違う快感で、体がいうことを聞かない。本当に待ってほしい。止まってほしい。こんなの、聞いていない。
「は、嫌じゃないんだろう? ほら、もっと奥も」
 勝ち誇らしげな笑みが憎らしい。少しでも奴から逃げようと腰を引いても、すぐに引き戻される。
「あ゙あ゙っ、どまっで、くれ……ッ、おぐ、ぎてる……っ」
「ああ、そうだな。お前の中は気持ちがいい」
 今言われても全く嬉しくない、嬉しいと感じる余裕が無い。
「ひっ、や゙っ、あ゙っ――」
トントン、と腰を軽く打ち付けるだけで無意識に体が跳ねてしまう。本当に余裕がない。勝手に目には涙がにじんできて視界がぼやける。
「おまえは? 気持ちいいか?」
「さっきから、そう、い゙ってる゙……っ」
「そうか、ならいい」
良くない! 良いわけあるか……っ! だが、そう宣うラーハルトの顔が驚くほど優しげで、頭の中が混乱する。こんなにやさしい顔でこんなにひどいことをされているなんて。
「ゔっ、あ゙っあ゙ぁっ――!」
「は……ッ、なぁ、ヒュンケル」
「なに……っ?」
「――全部入れていいか?」
こいつ、いまなんて言った? 全部? これ全部じゃないのか?
「あ゙、ぁ……っ、む゙り、だめだ……っ!」
「なぜだ?」
「これ以上は、はいら、ない゙、ィ――」
「大丈夫だ。おまえなら」
大丈夫な訳があるか! と叫びだしたいのに、口から溢れるのは女々しい嬌声ばかり。ラーハルトはオレの腰を掴むと、ずろろっと陰茎を引き抜いていく。
それだけでも恐ろしいほど気持ちが良い。
「それに、好きにしていいと言ったのはおまえだ」
そう最後通告されて、再び陰茎がなかに挿入される。前立腺が押しつぶされたかと思ったら、奥の方で、鳴ってはいけないような音がした。
「あ゙、あぁ゙――〜〜っ⁉」
一瞬視界が真っ白になって、ちかちかと明滅した。息ができなくなるくらいの衝撃と、味わったことのない、快感。
「あ゙ッ、あ゙ァッ、らー、はる、と、ふ、ぅゔぅ――っ」
「っは……すごいな、ヒュンケル……」
ゆっくり性器が引き抜かれて、また奥まで一気に突かれる。その繰り返しだ。
その度にオレはもう訳がわからないまま泣き叫んで、びくびく、と腰が跳ねる。
達している。後ろだけで、女みたいに達してしまっている。
「ッ、ア゙、や゙、らーはる、と、や゙っ――」
「嫌じゃないだろう」
「あ、ん゙っ……〜〜ッッ!」
もうオレの性器からは精液なんか出ていなかった。ただ先端から時折透明な液体が出るだけだ。
「いっぐ、いっで、いっでる、はっ、まっで、まっでくれ、まっで――っ」
「嫌だも、待ても、駄目だ。おまえが許したんだろ、ヒュンケル」
「ゔっ、あ゙、らーはる゙っ、ぉ、ゔっ――」
「そうだな、気持ちいいな」
幼子を慰める様なやさしい口調と、やっていることの無慈悲さのギャップに、思考が追い付かない。ラーハルトの手を払いのけてしまいたいのに、それができなくて無様に縋ってしまう。
「あられもなく声を上げる、そんなおまえも可愛い」
嘘をつけ。みっともなく泣いて、自分でも酷い顔をしているのはわかっている。こんな男の顔を見て、可愛いだなんてどうかしている。
「うあ゙、ぁ……っ、あ゙っ、あっ」
ぎゅっと目を閉じた拍子に、立て続けに目尻から涙が流れた。
「い゙った、も、いッだ、から、やめ゙――っ」
「オレはまだイッてない。聞き分けが悪いぞ」
ラーハルトがオレの腰から一度手を離す。今度は両足を肩に担がれて、まずい。さらに身動きがとれなくなる。薄暗い部屋の中で、猛禽類のような眼に射抜かれる。頭からたべられてしまいそうな錯覚を起こすほど。
「ま゙っ、あ゙っあぁ゙っ――!」
ごちゅんっ、と一際強く奥を突かれて、そのまままた引き抜かれて、また奥まで。思わずぎゅっと閉じてしまった瞼の裏に、ラーハルトのぎらつく、ストイックなんてものとは真逆の、強欲な眼が焼きついて、消えない。
「――ッ、あ゙っ、ラーハル、ト、ぉ、ひっ、〜〜っ、っ、ぁ゙〜〜っ!」
「はあ、そうやっておまえに名を呼ばれると、我慢がきかなくなる」
 何をいまさら! オレにとっては、とっくにおまえはただのケダモノだ。
 中を好き勝手に蹂躙する剛直に、すっかりやられてしまって、くそ。
「ラーハルト――っ、ぁ、あ゙、らー、はる、と……っ」
 ここまでやったなら、いっそそんな我慢なんて捨て去ってしまえと、馬鹿みたいに繰り返し名を呼んでやった。いや、馬鹿なのはオレの方か。わざわざ自分の首を絞めるような真似を、とも思う。
 だが、好きにしてほしい、というのもオレの望みであったから。
オレの意図を知ってか知らずか、ラーハルトは満足そうに笑って、啄むような口付けを落とした。
一度陰茎を抜かれ、体をひっくり返されてうつぶせになる。今度は後ろから陰茎を突き入れられた。すっかり慣らされ、潤滑油や先走りで滑りが良くなったそこは、簡単に陰茎を招き入れる。
「あ゙っ、はぁ……ッ」
 先ほどとは違う角度で責められてまた新たな快感を与えられる。体の隅々まで、残らず支配されていくような感じがして、背筋が震えた。この体勢だと、さっきよりも逃げ場がない。
「ヒュンケル、もう一度、奥に入れてくれ」
また腰を掴まれる。オレはもう言われたことがうまく理解できなくて、訳もわからずにがむしゃらに頷いた。
そして、次の瞬間に、ぐぽんっ、と体の中で音が鳴って。
「んうゔ……〜〜ッ⁉ あ、ぁ、あ゙っ、あ゙――っ」
もう何度も結腸をぶち抜かれて、オレの頭がバカになってしまったかもしれない。 
快楽が強すぎて、必死に足がシーツの上を泳ぐが、上から逃げられない様に押さえつけられているせいで意味はない。
まともな思考もできず、自分がなにを宣っているのかもわからなくて、ただ与えられる快感に身を任せていることしか出来なかった。
ラーハルトも欲望のままにオレの腰を掴んで、ガツガツと腰を打ち付けてくる。
その度にごちゅんっ、ぐぽんっと中で音が鳴って、それがまたオレをおかしくさせるのだ。
「あ゙ッ、あっ、らーはる、と、ら゙、はるとっ、いい、だめなの、に゙ぃっ! あ゙ぁいぐ、またい゙くぅ……ッ」
「ああ、たくさんイッていいぞ」
 ああくそ、一人だけ余裕ありげに笑って。お前のせいでこっちがどんな目に合っていると思っているんだ。
 後ろからベッドに縫い留められるように手を握られる。それだけで、悦んでしまう。あさましい。でも、どうしようもなく幸せで。
「ああ゙っ、おぐっ、ばっかり、つ、くな――っ」
「嘘を付け、ここを突くと中がひどくうねって、締まる」
 だから、それは達しているからだ。もうラーハルトが腰から手を離しているのに、自分の意思に反して、中の陰茎の動きに合わせて勝手に腰を押し付けてしまう。
「っ、だから、だめだ、なか、ぜんぶ――っ」
「そうか、だめになるのか?」
 ラーハルトが耳元でささやく。より体が密着して、熱い。
そう、だめになるから。だから。
「じゃあ、もっとしてやろう」
「あ、ちがっ、だめだ、ゔ、ゔあ、ラーハルト……つ」
本当に、この男はいうことを聞かない。奥を小突かれて、また目の前が真っ白になる。もうずっとイッてる感覚が続いているのに、まだ続くのか。
「ふゔ……ッ、ぁひ……っ、あっ、あ゙ぁっ」
「ヒュンケル、オレも……っ」
ラーハルトはそう言って、首筋に嚙みついてくる。同時に体をぎゅうっと抱きしめてきた。そしてそのまま、ごちゅん、と一番奥を突かれる。
「〜〜〜〜ッッ!」
もう声も出なくて、ただ体が痙攣して、背筋にびりびり、と電流のような快楽が走る。
どくどくっと、中に入っているものが脈打っている。奥の、執拗にこねくりまわされたところに、熱いどろどろとしたものが追い討ちをかけるみたいに吐き出されて、初めて中でラーハルトも達したのだと気づいた。
「あ゙……〜〜〜〜ッ、らーはると、ぁ、あ゙つぃ……」
はー、はーっと肩を上下させながら、荒い呼吸を繰り返す。その間も中に塗りつけるみたいに腰を動かされて、その度にまた甘い声が出てしまう。
そしてずるり、と性器が引き抜かれていって、どろりと中から溢れ出す感覚にも体が震えた。
「あ゙……っ」
もう指先一本動かすのだって億劫だ。やっと終わった、と瞼を下ろした、その瞬間。
体を起こされて、ラーハルトに背中から抱き上げられるような体勢にされる。
「らーはる、と……っ?」
そして、白濁が漏れ出る後孔に再び怒張があてがわれた。どうやら、まだ終わりにはさせてくれないようだ。
「あ゙……っ」
――もう無理だ。これ以上されたら本当におかしくなる。
それなのに、体は期待しているかのように震え、抵抗らしい抵抗もできないまま、また陰茎を挿入されてしまうのだ。
「あ゙〜〜ッ、ァひっ、あっ、ラーハルト、これ、や゙――ッ!」
自重も相まってあっという間に根元まで咥え込まされる。
「ここまで入っている……ほら、わかるか?」
臍の下辺りをなぞる様にぐぐ、と押さえられて、たまらず首を横に振った。これ、だめだ。外側から腹を押されると中の陰茎に前立腺が押し付けられる。
「ひっ、あ゙っ、あ〜〜ッ! やめ、押すな、腹、押すの、やめ、やめ゙ろぉ゙っ」
「なぜだ? こんなに気持ち良さそうにしているくせに」
そう言ってラーハルトはまたぐっぐっと腹を押してくる。その動きに連動するように体がビクビクと跳ね上がった。
「ほんとに、だめ、だっ――! あ゙ァっ、あっ……!」
しかも腹を押す動きに合わせて、中の陰茎を擦り付けてくるものだから、一層中が強く刺激される。まずい、これ、こんなので前立腺、挟まれたら……っ!
ラーハルトの大きな手が下腹部をさらに強く押す。それは一番恐れていた前立腺のところで、両側で前立腺を押しつぶすように、陰茎が動く。
「ひぅ゙ぅぅぅ゙〜〜っ! あ゙ひっ、あ゙っ、あ゙ァ〜〜ッ!」
もう無理、無理だ。こんなの耐えられるわけがない。頭が真っ白になって、体が勝手に痙攣して止まらない。
「ぁぁ゙あ゙あ――っ! やめ゙、やぇてぐれ、はらを、お゙すの、や゙ぁ゙っ! あ゙ぇっ、あ゙っ、あ゙っ〜〜っ」
快楽の海に無理やり沈み込まされて、溺れさせられているようだ。何も考えられない。頭は真っ白で、目の前はチカチカするし、涙とよだれが止まらない。もう自分の体じゃないみたいだ。
「いいだろう? 前立腺を、こうやって、外と中から捏ね回されるのは」
そう言ってまたぐっぐっと腹を押し込まれて、そのたびに電撃を受けたみたいに体が跳ねる。もう何も考えられないのに、さらに追い討ちをかけるかのように陰茎で前立腺を捏ね回される。
「あひっ、あっ、そこ、つぶれる゙っ――! いぐぃぐぅぅ゙〜〜〜っ!」
「ああ、好きなだけ達すればいい」
体は絶頂を繰り返して、オレの陰茎はもう勢いのない透明な液を溢れさせるだけだ。これ以上されたら本当におかしくなってしまう。でも絶頂から降りられない。きもちよすぎてつらいのに、きもちいいのが終わらない。
痙攣して暴れる体を屈強な腕で押さえ込まれて、そのせいで一層腹を押されて、最悪のループに陥っている。外側からきゅうと狭められた内壁を容赦なく剛直で掘削されて、本当に、ひどいやつ!